第357回 『 裏舞台 』2
- 2010/03/12(金) 15:00:00
【 ホノルルマラソン堂々1位 】
・私は殆ど外部に出る事はなく、ユーザーの皆様との面識は少ないが、内藤証
券の内藤誠二郎社長とは再会であった。同社は中国にシフトしており、中国株
式の上昇で元気がいい。「今年は中国が日本のGDP( 国内総生産 )を抜きま
すよ。 平成30年にはアメリカのGDPも抜きます。 」とハツラツと話され
る。「 それでは、いよいよ御社がノムラを抜きますね。」と言ったら「 ハッ
ハッハッ」と笑っていらした。私もこんな笑いをしてみたい。日本のGDPは
500兆円。アメリカは1500兆円だったか。調べてみたら。2009年度
日本のGDPは475兆円前後。アメリカのGDPは13.75兆ドル(20
08年)1240兆円だった。
・(株)コノエ(大阪)の河野栄氏も再会であった。創業50余年“ねじ”一
筋にアイデアで奉仕し、現在グループ年商60億の代表取締役会長82歳であ
る。小柄で艶やかなお肌、会場全員が元気を頂いた。元気の源は、ホノルルマ
ラソンに62歳で初参加して以来21年も連続出場、完走されている。200
5年(17回目)の夏には癌を手術し、周囲の反対を押し切り年末のホノルル
マラソンに出場。19回目と20回目には80〜84歳の年代別で堂々の1位
となられた。
【 ドラマティックな一夜 】
『 小樽運河 』
「誰のせいでもないけれど これで終わるの 始まるの
あなたほんとの男なら わたし独りにさせないわ
イエスタディを抱き締めて ゆらぐガス燈 あぁ小樽運河」1)
・これは、都はるみが歌う「 小樽運河 」の詩の二番である。約9年前、私は
メルマガにこの詩の解釈を数章にまとめた。さりげない詩に潜む、40代半ば
の女に訪れたドラマティックな一夜を、私は遊び心も手伝って大胆に解釈して
みた。
(私がこんな気持ちになったのは、確かに自然の成り行きだった。あなたが誘
ったのでも、仕組んだことでもない。私は目で訊ねる。さあ、あなたはこれか
らどうするつもり。二人の仲は、何事もなく終わりにするの。それとも、これ
から新しい愛が始まるの。あなたは臆病に逃げる男なの。あなたが本当の男な
ら、私を置いてこのまま帰ることはしないはずだ…。彼は決断した。その夜、
二人はそのまま結ばれた。私は、ついに思いを寄せていた男とその愛をつかん
だのだ。熱い夢のような時間が流れた。夜更けてホテルの窓の外に目をやると、
小樽運河が静かに流れ、水面にガス燈が雨に煙って映っていた…。)
・このメルマガを読まれた上級訓練の修了生の永富晃彦氏より、共感の感想を
頂いたのが細い繋がりとなった。氏は訓練中に一講師より「この学校は詩人と
音楽家によって設立されました。」という戯言が忘れられないと、この言葉の
存在を私に教えてくれた。これが後の拙著の題名となった。
・その永富氏が会場にいらっしゃった。「 エエッ!この人は関西の方だった
…」おもいがけない出会い…。永富さんに「その節は、有難うございました。」
とお礼を述べた。氏は「著書に私のことを書いて頂き、妻は大喜びで本を10
数冊買って配っています。」と笑っていらした。40歳前後であろうか。温か
みのある人であった。30秒の慌しい立ち話し…。
【 行くぞ俺達二人組 】
・歌の祭典らしく壇上に代わる代わる皆様が上がり、力いっぱい歌って頂いた。
私も負けじと壇上に立つ。一生懸命学校の校歌「 Do Your Best 」を歌った。
歌った後に司会者から質問がきた。「 詩はどのようにして作るのですか? 」
私は次のように述べた。歌作りは一般的には最初に詩ができる。詩作りはまず
素材集めから始まる。山に入り、木の実を拾う、鳥を射つ、野草を摘む。海で
は、貝を拾い、魚を獲る。まずは材料を集める。集まった材料はドロを洗い、
鳥の毛をむしり、魚の腸を取り、作る料理に合わせて下ごしらえをする。こう
して出来たものを作曲者に渡す…。
・具体的な私の材料集めとしては、訓練終了後に訓練生に書いて頂く感想文で
ある。私は、これを何十人分と読む。するとその中にテーマになる材料が見つ
かる。夜間行進の感想文の例では、「 懐中電灯を握り締め ゆくぞ俺達二人組
…。 」これがヒントになって次の詩が生まれた。
頼りにならない足踏みしめて 行くぞ地獄の十余人
─────「 ああ、夜間行進 」より
・養成学校には夏・冬の休みに開く中学生を中心とした子供達の「一生懸命学
校」がある。前日泊で学校に入ってくる子供達。中学生という生意気盛りであ
る。これも次の感想文がヒントになった。「部屋の出入りの度に、入ります、
失礼しますという大きな声。一体何なんだ…これは。」このフレーズが材料と
して詩に取り込まれた。
一体何なんだ これは 一生懸命学校
どうしてこんなところに 来たんだろう
─────「 Do Your Best 」より
・司会者からまたも思いもよらない質問が続く。「財部さんは学校の歌の中で
どの歌が一番好きですか?」答えに迷いは無かった。「たった今歌った歌です。
「 Do Your Best 」一生懸命学校の歌です。 」ここには、反抗期の中学生
の日常の在り方、彼らが養成学校という異質の世界に放り込まれた戸惑い。そ
の日々の体験を通して感じる思い、そこで生まれる友情がうまく書けたと思っ
ている。
・詩が出来て、「どうです、作曲の元橋さん。この詩に曲がつきますか?」と、
胸元に剛速球を投げ込んだ記憶がある。そしてある日、曲ができたという報告
を受ける。出来上がった曲を聴いた時、「ウーン」私の自慢の剛速球が左翼席
に軽々と運ばれた想いがした。歌は「 てんとう虫のサンバ 」のチェリッシュ
に歌ってもらった。詩と曲がユニークで、この歌が一番好きだ。
「 Do Your Best 」 作詞:財部一朗 作曲:元橋 康男
( 一 )
英単 たった五分で五十コ覚え
時間が二倍のスピード 流れて行く
口先だけの人間が しっかり身体動かし
ブツブツ文句言わず人の嫌がることをやる
夕陽に富士 赫ッカ 赫と燃え
やたら素直になってしまってほっぺぬらして
一体何なんだこれは 一生(いっしょ)懸命学校
どうしてこんなところに来たんだろう
※Do Your Best, Do Your Best
出来立ての友達
(※繰り返し)
Forever Forever
( 二 )
数学 たった五日で一年分こなし
昼ごはん 食べたつもりが まっだ朝八時
だらけきった恰好つけ屋が「こんにちは」なんて言って
人に見られて 大きな声 歌(うった)なんか歌う
夜空に炎 赫ッカ 赫と燃え
最後の難所 別れのとき 涙みせずに
迷いこんだか 夢の世界の 一生(いっしょ)懸命学校
こんなところでこんな仲間と 何してたんだろう
※Do Your Best, Do Your Best
出来立ての友達
(※繰り返し)
「一体何なんだ これは 一生(いっしょ)懸命学校
どうしてこんなところに来たんだろう」
※Do Your Best, Do Your Best
あなたもきみも
(※繰り返し)
Forever Forever
ところで作曲はどうやるのだろう。ある日詩をポケットに野原を歩き、やがて
森に入って頭に浮かぶ曲想をメモる。ある程度まとまればピアノに向かい、鍵
盤を叩いて曲にまとめるのかな。優雅なもんだ……。
1)唄:都はるみ 作詞:吉岡治 作曲:弦哲也
収録CDタイトル:夫婦坂/小樽運河 発売:2003年11月19日
販売元:コロムビアミュージックエンタテイメント
CD「 管理者養成学校 歌唱集 」 単価:1,575円(税込)
セールス鴉、旅立ちの時、ああ夜間行進 他全10曲収録。
申込方法:弊社ウェブサイト(http://www.shainkyouiku.jp/cd/index.html)
または各営業所にお問合せください。
送料無料 お支払いはCD着荷後、郵便振替にて
※ 次回のメールマガジンの配信は、3月19日です。
この記事に対するトラックバック
この記事のトラックバックURL
- HOME |



